百年の伝統を持つ、
南九州随一を誇る買物市


この「二日市」の始まりについては、京町に中尾猪之吉という有名な染物屋がいて、
人々の評判も良く「紺屋どん」と呼ばれていた。この染物屋は新年を迎えると、
初染めをする近隣地域からのご婦人方で賑わい、
待合室は順番待ちのご婦人方で朝から晩まで満員の状態だった。
それを見た紺屋どんは、待合室で順番を待っているご婦人方に反物や
小間物・日用品なども販売して盛況振りを見せた。
一方、紺屋どんの向かい合わせにある焼酎の醸造業者では、
集金の終わった2月1日と2日は得意先を店に招待して焼酎の無料飲み放題という
大盤振る舞いを行って賑わっていた。
これを見た近所の呉服屋、小間物屋、金物屋、下駄屋、魚屋などが、
この時期に合わせて安売りを始め、これに他町村からの屋台店舗が加わって、
今日の「二日市」が形成されたと言われている。